頻尿、尿もれ、尿失禁でお悩みなら|過活動膀胱の症状、治療

世界中の学者が集まって、新しく病名がつけられた「過活動膀胱」

ひとつのデータがあります。

 

日本の40歳以上の男女にアンケートを取ったところ、
・1日の排尿回数が8回以上(頻尿)
・尿意切迫感(急に我慢できなくなるほどおしっこに行きたくなる症状)
の両方が、週に1回以上ある人が12.4%もいました。約810万人となります。
そのうち半数以上が切迫性尿失禁(我慢できず漏らしてしまう症状)を伴っていました。

 

ひそかに悩んでいる人が多いおしっこ。日本だけではありません、世界中に悩んでいる人がたくさんいます。
男も女も困っているおしっこの異常事態に、世界中の学者が集まって、病名をつけました。

 

それが「過活動膀胱」です。
病名をつけただけではありません。治療法もあるのです。

 

悩んでいるのはあなただけではありません。
それに、世界中の学者の研究の賜物が、過活動膀胱の定義であり、過活動膀胱の治療法なのです。
もう、ひとりで悩んでいる必要はありません。

 

国際禁制学会

過活動膀胱という病名は、2001年の国際禁制学会で認められました。
禁制とは、尿失禁の反対語で、排尿が正常に行われている状態をいいます。
排尿機能などに関する学術研究を専門的に行う国際的な学会が国際禁制学会です。

過活動膀胱の状態

「過活動膀胱」とは文字通り、活動が過ぎる膀胱なのです。

 

膀胱が次のような状態を指します。

 

  • おしっこが少ししか溜まってないのにトイレに行きたくなる
  • おしっこが出ても、膀胱が空にならないから、すぐにまた溜まる
  • 膀胱そのものが小さくなっている

 

これらが過活動膀胱を起こしている膀胱の状態です。

 

普通、成人なら400ml〜500mlの尿を溜めることができます。
ところが、100mlしか溜まってないのに、勝手に膀胱が収縮してしまい、急に我慢できないくらいおしっこに行きたくなってしまい、自分の意志に反して漏らしたりしてしまいます。
また、膀胱に溜まったおしっこが排尿の時に出きらず、膀胱にかなりの量が残ってしまい、そこにおしっこが溜まるので、すぐにおしっこに行きたくなります。
膀胱そのものが小さくなってしまい、すぐにおしっこが溜まってしまうという場合もあります。

 

過活動膀胱の症状

過活動膀胱には、
尿意切迫感、昼間頻尿、夜間頻尿、切迫性尿失禁
といった症状があります。